
第1回在宅医療勉強会「在宅医療ってなあに?」が7月13日に行われました。
患者さんとそのご家族、薬剤師、看護師、ケアマネージャー等の在宅医療に関わる職種の方々合計32名の参加者があり、院長の講演と活発な質疑応答が1時間余にわたり繰り広げられました。地域に本格的な在宅医療が根付くといいですね。院長の講演内容は、
1)略歴と在宅医を志した理由
2)在宅医療の歴史と現状
3)在宅医療を成功させるコツ
4)看取りの事例報告
【ワンポイントレッスン】
[往診と在宅医療の違い]
いわゆる往診とは、患者さん(またはご家族)からの求めに応じて医師が出向くことで、「臨時往診」と呼ぶ方が正しいと思います。一方、在宅医療とは定期往診(訪問診療)をあらかじめ計画し、さらに患者さんの状況や求めに応じて臨時往診を行う医療です。そしてもう一つ重要なのが24時間対応であることです。患者さん(またはご家族)は、いつでも困ったときは電話で相談できますし、必要であれば診察も受けられます。在宅医療は、いわば自宅が入院ベッド代わりとなる画期的なシステムなのです。