
院長の独り言「在宅看取り」
生命あれば必ず死が訪れます。死ぬ場所を皆さんはどうお考えでしょうか?最近の報告によれば、自宅での死亡を希望される方が約8割であるのに対し 病院での死亡が8割、自宅での死亡が1割程度と、おおかた住み慣れた家で最期を迎えるのは困難な状況です。残念ながら、在宅医療や在宅での看取りの認知が十分ではないと思います。
よしだクリニックでは今年4月開院以来、がん末期の患者さんを中心に10名を超える在宅看取りを経験してきました。勤務医時代(がん専門病院) では、死の1-3週間ほど前からモルヒネを使用することがほとんどでしたが、在宅ではモルヒネを使用することはほとんどなく、普通の鎮痛剤もしくは鎮痛剤なしで看取った患者さんが大半を占めています。在宅ではリラックスできるのに対して病院では過度の緊張を強いられることが、痛みや苦痛に敏感になっているのではないでしょうか?一人でも多くの方に、こうした在宅看取りの素晴らしさを経験していただきたいと思います。